一緒にくらしているカメ達の飼育日記と標本画の制作の記録です。

by タカ

ある秋の出来事

タカです。

一昨日の出来事ですが、知り合いのカメ友さんの自宅でカメが日光浴中に命を落とすと言う出来事がありました。

僕がカメを飼い始めてから今までに何度となくこの様な事故を聞きました。
そして実際僕もこの様な事を過去に起しています。

人も動物も「生きている」というだけでそれはとても不安定で無防備な状態なわけで、
カメの飼育に関してもただカメを飼っていると言うだけで危険がたくさんあります。

そんな中、幸せに長くカメと日々を過ごしている人もいれば、今回のような事故にあってしまう場合もあります。

カメを飼い始めて2年目くらいにニシキマゲクビガメのハッピーを直射日光に晒しあと少しで死なせてしまう、と言う事がありました。
秋や春で仮に最高気温が23度だとしても直射日光下の石や鉄は優に40度以上になります。
冬以外の季節、日向は危険な場所でもある、と思っています。

僕が日光浴中に気をつける事はあまり気温の高くない日であっても必ずケージ内に日陰を作ります。むしろ日陰だけでも良いくらいで紫外線は乱反射して充分に吸収できます。そしてなるべく開放的な空間にします。

カメは汗をかいたりして体温調節ができないので受けた日光で体温はどんどん上がっていきます。

体温が上がればカメ自身が場所を移動する事で温度調節します。

こんな事はわかってますよね。

今回は偶然ケージのかぶせ蓋がカメが暴れる振動で完全に閉まってしまい酸欠により、、、と言う事で僕も痛いくらい気持ちがわかります。

とても悲しい出来事です。

愛くるしい我が子です。
苦しかったんじゃないかな、、って考えると辛くなります。
時間を巻き戻せれば巻き戻したい気持ちになります。

僕は昔、ユニットバスで水替え中に子亀をプラケースに入れたまま傾けて水だけ捨てるつもりが子亀までトイレに流してしまった事がありました。
最悪なのは僕はその時お酒を飲んでいたのです…。
マンションの周りの下水路や側溝など探し、マンホールをこじ開けようとまでしました。
市の下水道局に電話して最後は何処にたどり着くのか尋ね、劣悪な環境だから生き物は生存できないと言われしばらく放心状態になりました。

明らかな自分の過失、相当な自己嫌悪に陥りました。

しばらくは何処に行っても下水溝などを見ると子亀のまぼろしを追いました。

空っぽになったケージや子亀が大好きだったエビの缶を見ると辛くなりました。

でも自分は自由の中で今を選択して自分の力でカメを飼育しています。
望んだ道の途中で起きた不運は不運なのか?
起きる事には全て意味があるのか?

今回のことでかなり自身を責めていると思いますが、変えられるのは過去ではなく未来だけです。

過ちを犯した自分を許すと言うことはその過ちを正当化したり背を向けてしまうという事ではなく、今の自分に対しての怒りや否定的な気持ちを勇気をもって解放して「前を向く」「自分に負けない」と言うことだと思います。

大切なファミリーを失った悲しみからまだ日が浅く心の整理がついていない今にこんな事を書くのは辛いのですが、あなたは僕の数少ない大切な友達なので書きました。

そして今回の事は僕のカメ飼育の中の一つの記憶でもあります。
他人事ではないから。
わざわざブログに書きました。

生きものが死ぬとは一体なんだろうと昔から良く考えることがあります。

昔、『リトルブッダ』と言う映画を観ました。

その中で、

高僧が山で神にささげるために山羊をしめようとしたら、山羊が笑ったといいます。

「なぜ笑うのだ?」と聞くと、山羊は
「今まで499回も犠牲になってきた。ついに、500回目で次は人間として生まれ変われる!」と喜んだ…

という話です。

人間は位の高い生き物かどうかわかりませんが、虫や魚やカメとかって人間になりたいのでしょうか?
もしそうなら死とは終わりではなく喜びに満ちた始まりだと言うことです。

確かに死ぬ時は苦しかったと思いますが、今生で汚れた魂の浄化のために痛みは存在すると言います。
その人生が不純であったならあっただけ強い痛みで魂を浄化します。

カメはピュアですからね、痛みや苦しみは少なかったかもしれません。

あの子の魂は今はもう次に行ってますから大丈夫です^^

[PR]
by karinkarin610 | 2016-10-20 08:05 | 外出先より | Comments(2)
Commented by ヤス at 2016-10-20 17:34 x
同感です。僅かな気遣い、注意の有り無しで防げた事は何度もあります。

今、なんとか飼育できてるのは、今迄の反省教訓のお陰と感じます。私も日陰での乾燥でいいのではないかと思っています。

Commented by karinkarin610 at 2016-10-20 22:17
ヤス さん

タカです。

ありがとうございます。

はい、過去の経験が今をつくっているのですよね。

やはり10年20年とカメを長期飼育されている方々のブログなどを拝見させてもらうと今の自分には気づけない何気ない言葉があると思います。

表面上はどうって事はない言葉でも深いのです。

そうだったのか!
そういう事か!

と理解できるにはやはり自分の中で経験がなければなりませんよね。

だから、継続さえすればどんなでも経験とはプラスなるんですよね。